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2011年2月24日追加 「あなたは電気を多く使っている方ですか? 2009年と2010年を比較してみると」 2009年9月と2010年の9月の電気料金表のデータから、電気消費量と市内の各世帯の電気消費量を求めました。基礎となるデータ(母集団)は160ですが、月により「無効データ」が異なるため、有効データ数は140〜155程度です。精度が高いとは言えません。今後、統計的な検定などを行います。言うまでもなく、データ数が増えれば、精度は上がります。以下、現状での推算値および評価を試みました。 1.流山市の家庭の電気消費 二世帯住宅もありますが、ここでは、「一世帯、一領収書」であると仮定し、推算してみました。また、検針月の日数が毎年同じであるという保証もありませんが、「同一」であると仮定しました。 (注:検針月が内包する課題を解消し、電気消費量を歴月に按分した解析結果は、検針月の結果と比較・検討し、後日掲載いたします) 市民の方々が提供してくださいましたエコノート(環境家計簿の簡易版:160通)の解析結果から、2009年9月の世帯平均電気消費量は340kWh/月、2010年9月は518kWh/月でした。市内の世帯数を約66,000世帯とし、総電気消費量を求めると、2009年9月が22.4GWh、2010年9月が34.2GWhとなりました。約50%程度の消費量の増加があったことが判ります。期間は異なりますが、歴月の8月の平均気温は、2009年が約25℃、2010年が約30℃という観測結果でした(流山市内の住宅地での測定結果)。生活の場では、「省エネ」より「身を守る」に徹したことと思われます。 2.電気消費量の百分位 百分位の5位間隔の電気消費量を示すグラフを作成しました。電気消費の多少で、省エネ(低炭素化)の度合いを単純に評価することはできません。それは、家族構成員の差、オール電化の家、太陽光発電を行っている家など様々な形態があるからです。「普段の生活や、省エネ努力をした上での電気の消費」であると考えます。この傾向を、「電気消費性向」と呼ぶことにしています。エネルギー全般に対しては「エネルギー消費性向」になります。 省エネの評価は、経年的な変化を見なければできません。電気消費量の領収書に基づいて作成しましたので、金額ベースに関しても検討しました(次項)。 下記のグラフは、2009年9月と2010年9月(ともに検針月)の比較です。集められたデータから百分位を求め、5位間隔で示しました。2009年と2010年の差は全範囲に及び、約50%程度の増加が読み取れます。70位から差が少し拡大しているように見えます。 ![]() 3.省エネ・スタイルとその定量的評価 下記の表に基づき説明します。この表は5位毎のものであります。全サンプルによる平均とは差があります。この表での一世帯平均電気消費量は、2009年は341kWh、2010年は504kWhです。百分位間の電気料の差を見るため、従量電灯B(50A)で算出しました(単価の円未満の値は丸めてあります)。2009年の約8,400円が、約12,600円に急伸していました。4,000円程度の出費増です。電気消費量も電気料も約50%増です。家計にも厳しい夏でした。このようなことから、2010年の夏は、省エネのライフスタイルの維持が困難であったと思われます。この「困難」をどのようにして読み取るかを以下に書きます。 当研究センターでは、「気温が少々高くなり(低くなり)、省エネのライフスタイルが継続できたときの電気消費量は、気温上昇(降下)に比例して増加(減少)し、その比例度合いは『電気消費性向』で表される」ことが導き出されました。家屋に外張り断熱などを施せば、この『電気消費性向』は変化します。 この考えに基づき、流山市の平均的な世帯の電気消費量が2009年を基礎とした場合の、2010年の電気消費量を計算してみました。前述しましたように、歴月の8月で見ると2009年の月平均気温が25℃、2010年のそれは30℃でした。2009年の生活スタイルが維持されれば、次の式で電気消費量が計算できます。 生活スタイルが維持されたと想定したときの2010年9月の電気消費量 =2009年9月の電気消費量 ×{2010年9月の積算気温(=30℃×30日)/2009年9月の積算気温(=25℃×30日)} この報告では、電気消費期間と気温積算期間(平均気温)が異なりますが、考え方を読み取ってください。 2010年9月の算出された値は、397kWh(=331.3×{(30×30)/(25×30)}です。2010年9月の実績は504.8kWhですから、約108 kWhの電気の消費が増えたことになります。仮に、算出値より実績値が少なくなれば、その分省エネが進んだと評価します。2010年9月は異常であったことの証ともいえます。 料金の観点から言えば、約4,000円の出費増ですが、このうち、必然的な増加分が約1,500円、猛暑対策での出費が約2,500円という内訳になります。 ![]() 戻る |
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