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 作業仮説


 
『作業仮説T:電力消費の積算値は、外気の積算気温に比例する。その傾きは、家庭のライフスタイルに依存する。』
 平成21年度調査の夏季調査結果から、図に示す関係が求められました。この図は、10分間隔でとった値(10分値)を用いています。縦軸をkWhとしたため、傾きが小数点以下の値になっていますが、Whの単位にすると1位の位からの表示になります。平成22年度以降は改善することにしました。
 この図から、このご家庭は、積算気温として1万℃上昇すると、46kWhの電力消費が発生するライフスタイルであることを意味します。また、このグラフから8月(31日間)の平均気温は約25.8℃ということが読み取れます。今年の8月は異常に暑く、測定結果、その平均気温は約30℃となりました。この積算気温は、
                     
  30℃×6(10分)×24(時間)×31(日)=133,920(℃)

となります。この値を、図中の式(積算消費電力量=0.0046×積算気温+1.7255)に代入すると、約620kWhになります。平成21年8月の消費電力は約530kWhでしたから、同じライフスタイルで生活すると、約90kWhの電力消費増が予想されることを意味します。この暑さでも同じ電力消費530kWhであるとすると、消費電力量から見た低炭素化(省エネ)率は、14.5%(90÷620×100)と評価されます。
 上述のように、今年の夏の電力消費が、昨年並みの530kWhであったとすると、傾きは約0.0040(=530÷133,920)になります。傾きとしての評価は、13%(=0.0006÷0.0046×100)の低炭素化(省エネ)ライフスタイルにシフトしたとなります。